6日午後8時41分頃、タイの首都バンコクのチャイナタウンで火災が発生した。現場は木造住宅が密集するヤワラート通りのトロークポー地区で、37世帯66棟が全焼、5人が負傷した。近隣のホテルやレストランにも被害が出ている。
タイラットの報道によると、数件の有名レストランが被害に遭ったほか、近隣のニューエンパイアホテルの一部(4・5・6階)が損傷。公共放送PBSによると、ホテルには逃げ遅れた宿泊客が取り残されていたが、消防士らがクレーンを使って救出した。救出活動中、消防士5人が煙を吸い込み、1人が感電して病院へ搬送された。
火災は午後11時15分頃鎮火。原因は調査中。
バンコク・ポストによると、火災による被災者は約280人。多くは他県や近隣諸国からの出稼ぎ労働者で、一部は地元寺院に避難している。
サンパンタウォン区と関係機関は、ソンワット通りのサンパンタウォンサーラーム寺院に被害者救援本部を設立。被災者へ寄付を希望する人は080-353-1929まで。衣服は十分量があるため、受け付けていない。