経済誌フォーブス・タイランドは、2024年のタイ大富豪ランキングトップ10を3日公開した。飲料大手レッドブルを率いるチャレーム・ユーヴィディヤー氏とその家族が、約10年に渡り王者に君臨していたCPグループのチアラワノン家を抜き、首位の座を奪った。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、レッドブルの純資産は推定360億ドル。同社は今年、世界で120億本以上のエナジードリンクを販売。収益が110億ドル増加した。
2位はCPグループのチアラワノン家。収入は昨年の340億ドルから290億ドルに減少した。中国保険金融会社の平安保険の株価急落が主な要因。
3位は食品飲料のチャルーン・シリワッダナバクディー氏で、純資産100億ドル。昨年から4分の1減少した。4位は小売・ホテルのセントラルグループのチラティワット家で、純資産は99億ドル。昨年から約20%減少した。
5位:エネルギー・通信業のサーラス・ラッタナーバディ氏(92億ドル)
6位:病院経営のプラーサート・プラーサートトーン・オーソット氏(38億ドル)
7位:ファッション・小売事業のアイヤワット・スリヴァッダナプラバー氏と家族(36億ドル)
8位:金融・投資業のヴァニッチ・チャイヤワン氏(33億ドル)
9位:食品・飲料業のオートターヌクロ家(22億ドル)
10位:食品・飲料業のプラユット・マハーギットシリ氏(21.5億ドル)
公共放送PBSによると、政情不安が外国人投資家の信頼に影響。富豪10家族・個人の合計資産は、昨年に比べ約12%減少した。