ランシット大学(タイ中部パトゥムターニー県)のタンサムロック政治学部長がこのほど発表した世論調査によると、タイのZ世代が3カ月間、海外生活をするなら「スイス、日本、イギリス」が人気だと分かった。
マティチョンの報道によると、タンサムロック氏は2023年9月13~15日、大学生500人(18~26歳)を対象に調査を実施。「もし海外で3カ月間、生活できるならどの国が一番良いか?」と尋ね、最高で3カ国を選ぶアンケート調査を行った。
1位はスイスで20.8%(104人)。選択した理由に美しい自然や天候、生活しやすそうなコンパクトな街作り、大気汚染の少なさが挙げられ、「山でスキーをしたい」などの回答があった。
2位は日本で13.5%(67人)。最先端の技術を持つ国で、圧倒的な食文化、整然とした街、安全性、時間や秩序を守る国民性、アニメの聖地などを理由に選ばれ、「富士山や雪、桜を見たい」「プラモデルを購入したい」などの回答があった。
3位はイギリスで9%(45人)。「サッカー観戦をしたい」という回答が大半だった。
4位はアメリカで7.9%(39人)。自由で平等な思想と多様な文化などを理由に選ばれ、「発達した都市やアメリカ人の日常生活を見たい」などの回答があった。
5位はオーストラリアで7%(35人)。安全で低価格の公共インフラがあり、「シドニーに住みたい」「ガンガルーを見たい」などの回答があった。
6位はニュージーランドで6%(30人)。美しく冒険に適した自然や、広く開放されている教育などが挙げられた。
7位はカナダで5.4%(27人)。多様な人種が暮らし、新しい繋がりを持てることや、美味しいメープルシロップなどが挙げられた。
8位は韓国で5%(25人)。綺麗で可愛く、ミニマニスト、「芸能人を見に行きたい」、「文化を楽しみたい」などの回答があった。
続いて9位:フィンランド4.8%(24人)、10位:ドイツ4.4%(22人)、11位:オランダ4%(20人)、12位:シンガポール3.6%(18人)、13位:フランス2.6%(13人)、14位:中国1.6%(8人)、15位:デンマーク1.4%(7人)、16位:イタリア1.2%(6人)、17位:ベトナム・マレーシア各0.4%(各2人)、18位:スペイン0.2%(1人)、19位:その他0.8%(4人)だった。