プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、タイのセター首相は先月28日、自身と妻の所有資産を公開した。不動産ビジネスマンから首相に転身したセター氏の総資産は10億2046万8727バーツ、負債額は1018万2549バーツ。
ザ・ネイションによると、給与・ボーナスは1億5357万160バーツ、高齢者年金は4万5694バーツ、議会手当は18万5000バーツ、積立基金からの収入は6520万328バーツ、子供からの収入は年間2000万バーツなど。
年間支出は、個人的な支出が3650万バーツ、旅行費が800万バーツ、母親への支援金が476万2000バーツ、家計費は190万バーツ、慈善事業費が46万5000バーツ、土地建物税が3957バーツだった。
総資産には、最新のジェームズ・ボンド映画に登場するビンテージ車両も含まれていた。5000万バーツ相当のアストンマーティンDB5で、1963年に887台のみ生産されたうちの1台。タイ国内に輸入できないため、外国に置いたままだという。
セター首相は「この車は個人的なお気に入りだ」と述べた。タイ史上最も裕福な指導者ではないかとの質問に対し、「退職するまで何年も一生懸命働いてきた」と答えた。
タイでは、汚職防止に関する2018年基本法第102条により、政治的地位にある個人は、就任後60日以内に自身と配偶者の資産と負債の申告が義務づけられている。