タイ商務省が発表した貿易収支統計によると、1~11月のタイ輸出額は、前年同期比1.5%減の2617億7030万米ドル、輸入額は同3.8%減の2679憶3550万米ドルで、61億6530万ドルの赤字だった。カオソッド・オンラインが報じた。
タイの輸出は回復傾向で、1~11月の減少率はアジア地域で最も低くなった。インドネシアは同11.8%減、台湾は同11.5%減、マレーシアは同10.8%減、韓国は同8.5%減、シンガポールは同8%減、ベトナムは同5.9%減、中国・インドは同5.2%減、日本は同4.6%減だった。
商務省のキラティ次官は、2024年の輸出目標を同1.99%増の10兆バーツと設定していると述べた。
11月単月の輸出額は、同4.9%増の234億7970万米ドル、輸入額は同10.1%増の258億7910万米ドルで、23億9940万米ドルの赤字となった。
11月は、農産物輸出が同7.7%増加し、全体を押し上げた。コメは同67.9%増、生鮮冷蔵・凍結鶏肉は同29.8%、パラゴムは同14.5%増加した。
調味料や野菜加工缶詰などの農業産業分野は、同1.7%増。変圧器などの産業分野は同3.4%増加した。
輸出市場は、ほぼ全ての市場で拡大した。主要市場は前年同月比4.7%増(アメリカは同17.5%増、中国は同3.9%減、ASEANは同4%増)。サブ市場は同4.1%増(南アジアは同5%増、韓国は同7.2%増、アフリカは同1.4%減、その他は同63.1%増)だった。