タイ工業連盟(FTI)の20日付発表によると、11月の自動車輸出台数は、前年同期比13.2%増の9万9609台だった。1~11月は前年同期比15.6%増の102万7234台。輸出総額は同10.3%増の8884憶5595万バーツで、過去最高を記録した。バンコク・ビズが報じた。
FTI自動車産業部会のスラポン氏は、オーストラリアや中東、ヨーロッパ、北米、中南米向けの輸出が拡大したと述べた。
11月の自動車生産台数は、前年同月比14.1%減の16万3337台。昨年は半導体部品の入荷が増え、生産台数が高水準だったため、昨年比は落ち込んだ。
1~11月は前年同期比1%減の170万8042台。金融機関のローン審査厳格化による販売台数低下で、国内販売向けピックアップトラックの生産台数が10万台以上減少したことが影響した。
通年の生産台数は、目標の185万台を達成する見込み。
11月の国内販売台数は、前月比4.5%増の6万1621台。前年同月比では9.8%減少した。高水準にある家計債務により、ローン審査が厳格化。ピックアップトラックの販売台数が、前年同月比で38.8%減少している。1~11月は前年同期比7.7%減の70万7454台だった。
スラポン氏は、2024年の生産目標台数について、12月の数字次第だと述べた。来年の自動車産業はタイ経済の拡大に合わせ、3.0~3.5%成長すると予測している。