農林水産省の発表によると、2023年の「海外における日本食レストラン数」は、前回調査(2021年)の約15万9000店から約2割増の18万7000店だと分かった。国・地域別では多い順に、中国(7万8760店)、アメリカ(2万6040店)、韓国(1万8210店)、台湾(7440店)、メキシコ(7120店)。タイは5330店で、6番目に多かった。
調査には外務省が協力。現地のウェブサイトや電話帳、ガイドブックなどで「日本食レストラン」として扱われている店舗や、現地の「日本食レストラン協会」などの組織に参加する店舗などを対象に実施した。
地域別では、アジアは約2万1000店増の約12万2000店。欧州は約3000店増の約1万6400店で、それぞれ約2割増加した。コロナ禍後の規制解除、日本食人気の高まりや、チェーン展開する企業の進出などが増加を後押しした。
北米は、コロナ渦の影響で1割減の約2万8600店。中南米は約6100店から倍増し、約1万2900店。日本のアニメ人気による日本食需要の増加や、調査方法の変更(より多くの店を検索可能になったこと)などの要因で約2倍の伸びとなった。