タイ中部ロッブリー県とサラブリー県にまたがる巨大ダム「パーサック・チョンラシット・ダム」の上を運行する水上鉄道が、11月1日から1月28日までの土日祝日に、バンコクとの往復便を運行する。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
タイ国鉄は10月25日から、全国でチケットの販売を開始。今期の運行は計24日間。12月30日・31日は運休する。
タイ国政府観光庁によると、ダムの水位が最高位になった雨期(5~10月)の後、タイ国鉄が毎年、期間限定で運行している。列車がダムの上を走る貴重な体験ができるため、鉄道ファンをはじめ、地元住民や観光客に人気があるという。
特別列車のスケジュールは、バンコクのフアランポーン駅を午前6時に出発。例年はアユタヤ駅に一時停車し、地元の人が車内販売するローカルフードを味わえる。午前9時25分に、ダムの中央を通過し、中間地点にある展望ポイントの駅に約30分停車。絶景を眺めながら写真撮影を楽しめる。
その後、コーク・サルン駅(Khok Salung)の市場へ立ち寄り、午前10時30分頃にパーサック・チョンラシット・ダム駅へ再び移動。約5時間の自由時間では、一面に咲き誇るひまわり畑のフォトジェニックな風景を楽しみながら散策したり、昼食を食べたり、博物館を訪れたり、アクティビティに参加したりできる。
午後3時30分頃にバンコクへ向けて出発。夕日に染まるダムの美しい情景を堪能することができるという。フアランポーン駅には午後6時50分に到着する。
価格は一般車両の往復便が330バーツ。チケットは全国の鉄道駅か、Dチケットで購入する。30日前から事前予約が可能。