日本政府観光局(JNTO)が20日発表した訪日外客数(推計値)によると、8月に日本を訪れたタイ人は、前月より1万6400人減少し、3万3200人だった。前年同月(5115人)比では543.1%増。
8月の訪日外国人旅行者数は、215万6900人だった。コロナ渦前の2019年比の回復率は85.6%。23市場中13市場で2019年同月を上回った。
地域別では、東アジアでは香港、東南アジアではインドネシアやフィリピン、欧米豪中東では米国やカナダで訪⽇外客数が増加し、回復率の押し上げ要因となった。国際線定期便は、2023 年夏ダイヤ時点でコロナ禍前の約 6 割まで運航便数が回復。その後も東アジアを中心に増便・復便が続いている。
国別では、訪日客数の多い順に、韓国は56万9100人(前月62万6800人)、台湾は39万6300人(同42万2300人)、中国は36万4100人(同31万3300人)、香港は20万6300人(同21万6400人)、米国が13万8400人(同19万8800人)。タイはベトナム、フィリピン、カナダに次ぎ9番目だった。