インスタントコーヒーの袋に覚醒剤900グラムを隠して密輸した容疑で、先月12日に福岡空港で逮捕されたタイ人女性が、証拠不十分で不起訴となった。女性は1日、タイへ帰国した。
マティチョンなどの報道によると、女性はタイから日本へ荷物を運ぶフリーランスの宅配業者。先月10日、LINEで日本への荷物配送の依頼を受け、段ボール箱を福岡空港へ運んだが、中から覚醒剤が見つかった。女性は中身を確認しなかったという。
日本の検察は、女性が覚醒剤を運ぶ目的で荷物を運搬したり、国際麻薬密売組織に関与していたりする十分な証拠がないと判断。不起訴と結論付けた。
タイ麻薬取締局のアリーパック副局長は、「日本で不起訴となったが、荷物の中身を確認せずに海外への配送を引き受ける業者への厳しい戒めとなるべきだ」と述べた。
女性の両親は、「日本当局が釈放してくれて喜んでいる。娘には運び屋をやめさせて、別の仕事に挑戦するよう勧める」と話した。