タイ工業連盟(FTI)は、自動車輸出の低迷を受け、2026年の生産目標を150万台から145万台に引き下げた。輸出向け生産は95万台から90万台に下方修正。国内販売目標は55万台を維持する。中東戦争と世界経済の不確実性、米国関税、中国製電気自動車との競争激化などが、輸出減速の要因となっている。
マネージャーの報道によると、FTI自動車産業グループのスラポン会長は、中東戦争によるホルムズ海峡の封鎖の影響で、中東地域への上半期の自動車輸出が前年比38.35%減少したと説明。米国関税や、東南アジアやオーストラリア市場での中国EVメーカーとの競争激化も、輸出低迷の要因とした。
1~6月の生産台数は、前年同期比1.04%減の71万7212台。輸出向けは、同5.44%減の44万9161台。総生産台数の35.19%を占めた。自動車輸出台数は、同8.32%減の42万1144台。輸出額は、同8.01%減の2891億8770万バーツ。国内販売向けは、同7.35%増の26万8051台。
6月単月の生産台数は、前年同月比7.55%減の12万391台。乗用車は同50.11%減、ピックアップトラックは同8%減。輸出向けは同20.18%減の6万7784台。一方、国内販売向けは同16.12%増の5万2607台だった。
6月の完成車の輸出は、同7.45%減の8万1526台。中東向けは同38.35%減で、市場シェア率は20%から14%まで低下した。アジア、オーストラリア、オセアニア、ヨーロッパへの輸出も減少しているが、アフリカ、北米、中米、南米市場は上昇している。