マティチョン・オンラインの5日付報道によると、タイ旅行業協会(ATTA)のシッティワット会長は、年内目標だった訪タイ中国人旅行者500万人を達成する可能性があると述べた。セター首相は10月1日から、中国人とインド人旅行者を対象に、ビザ無し入国を許可する方針。
報道によると、1カ月当たり約50万人の入国で、目標の500万人を達成できる。政府はビザ無し入国について、10月から12月の観光シーズン限定か、来年3月まで継続するかを検討中だという。
シッティワット会長は、ビザ無し入国について中国の旅行会社から問い合わせが相次いでいると述べた。これまで実施してきたビザ手数料無料化に比べ、「特効薬」となる措置だとした。
一方、中国版TikTokの「Douyin」では、「タイへ旅行すると誘拐される」「臓器を売買される」など、タイ旅行への危険性を訴える虚偽情報が流布しており、同会長は「中国のツアー会社からも、噂の真相について問い合わせがあった。中国人の信頼を取り戻すため、首相自らがプレゼンターになって欲しい」と述べている。