日本政府観光局(JNTO)が19日発表した統計(推計値)によると、3月に日本を訪れたタイ人は前月(7万3300人)から大幅に増え、10万8000人だった。2019年同月比で73.2%の回復。桜シーズンの訪日需要の高まりが影響した。
3月の訪日外国人旅行者数は181万7500人で、昨年10月に外国人の新規入国規制を解除して個人旅行が再開して以降、最高を記録した。桜シーズンの到来やクルーズ船の運航再開などの影響で、2019年同月比で65.8%まで回復した。米国をはじめとした欧米・豪・中東地域からの訪日客数が大幅に増加し、全体を押し上げた。
地域別では訪日客数の多い順に、韓国が46万6800人(前月56万8600人)、台湾が27万8900人(同24万8500人)、米国が20万3000人(同8万6900人)、香港が14万4900人(同11万9400人)。タイの訪日客数は香港の次に多かった。