タイ商務省外国貿易局(DFT)は31日、2022年のタイ米輸出量は769万トンで前年同期比22.1%増加し、目標の750万トンを上回ったと発表した。輸出額は26.1%増の1384憶5180万バーツ(39億7090万米ドル)だった。
タイ地元紙各紙によると、DFT局長は、輸出量の増加はバーツ安が原因だと述べた。輸出の上位5市場は、1位:イラク(160万トン)、2位:南アフリカ(77万5000トン)、3位:中国(74万5200トン)、4位:アメリカ(65万3000トン)、5位:ベニン(32万トン)。
2023年の輸出目標は750万トンに設定した。今年のバーツ相場は現時点で変動が大きく、年間輸出額の予想は困難と説明した。現在のバーツ相場は32.5~33バーツ/米ドルだが、中期は35~40バーツ/米ドルまで下落する可能性があり、年末には再びバーツ高に戻ると予想した。
キャッサバの2023年輸出目標は、去年の1118万トンより少ない900万トンに設定した。干ばつやキャッサバの病気などが影響し、今年の収穫量は約3000万トンと予測。中国からの需要が高く、価格が高騰する可能性もあるという。
2023年は中国、EU、トルコ、ニュージーランド、インド、韓国、日本、インドネシア、フィリピン、サウジアラビア市場に注力し、3月頃に「World Tapioca Conference 2023」の開催を予定している。