チャート・タイ党党首のバンハーン・シルパアーチャー氏は31日、タクシン暫定首相と直接対談を行った際に同暫定首相から具体的な政界引退の言質を得られなかった事を明らかにした上で、個人的な所感として適切な時期に自ら一時政界引退を決心すると信じていると語りました。 この発言は、31日昼過ぎに旧野党連合三党の党首会談が行われた後に開かれた共同記者会見の席上で語られたもので、バンハーン氏は、タクシン暫定首相自身が一時政界を引退する事の重要性を自覚している筈であるとした上で、適切な時期に自ら一時政界引退を表明するとの認識を示していました。 一方、バンハーン氏の他、民主党党首のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏、マハーチョン党党首のサナン・カヂョンプラサート少将を交えて開かれた旧野党三党首会談の席上では、公正に実施された10月15日の総選挙以降に憲法改正及び政治改革を推進させること、選挙戦では三党間で小選挙区の区分けするような事無く公正に戦うことで合意に至ったようです。 また、アピシット氏を首相として支持するかとの記者団からの意地悪な質問に対して、バンハーン氏は、問題ない。下院内で最大票を得た者が首相になるのが本筋であると語っていました。因みにチャート・タイ党はバンハーン氏を再度首相にをキーに選挙戦を戦う可能性を示唆していました。
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