政治改革を目指す女性団体幹事役のラチャダーポン・ゲーオサニット女史は31日、選挙委員会委員候補として適切な10人の女性の名前及び経歴等を記したリストを最高裁判所に提出し、次期選挙委員会候補者として推薦するよう要請しました。 リストには、既に候補者として取りざたされている現会計監査院院長のヂャールワン・メーンタガー女史や現法務省法医学研究所臨時所長代行のポンティップ・ローヂャナスナン女史の名前の他、女性の地位向上団体代表のスティラー・ウィヂットラーノン女史を初め女性団体や国連関係機関関係者、学識経験者等の名前が記されているようです。 一方、最高裁判所秘書長官のウィラット・チンナウィニヂャグン氏は31日、既に40人強の判事が委員候補として立候補を表明している事を明らかにしていました。 因みに立候補者の中には、タイ・ラック・タイ党による小政党買収疑惑を調査するために選挙委員会内に設置された専門委員会の委員長を務めた元最高裁判事のナム・イムイェーム氏も含まれているようです。 ウィラット氏によると8月3日までに推薦候補者及び立候補者の資格審査を終え、8月10日に上院に推薦する10人の候補者を決定できる見通しであるとのこと。 一方、自党よりの人物が中立な人物であるという変な基準を持っているタイ・ラック・タイ党内からは、新委員にヂャールワン女史等の本当に中立的で正直な人物が委員に選ばれる可能性がある事に対する懸念の声が上がっているらしいです。
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