私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールが17県内2,381世帯の18歳以上の回答者を対象に1日から14日にかけて行った調査で、74.9%の回答者がアピシット首相のリーダーとしての素質として誠実さを評価すると回答し、以下、感情を抑制できる面(74.1%)、道徳に基本をおいている面(72.0%)、私益より公益を優先している面(71.7%)、国民が信頼を置くことができるところ(71.2%)、人の心を惹きつける魅力(カリスマ性)があるところ(70.5%)、首相になっても国民を見捨てないところ(69.1%)、民主主義的なところ(68.9%)と続く結果になっていた事が明らかになった。
また前年に行われた調査と比較した場合、アピシット首相の誠実さを評価した者が68.2%から74.9%、感情抑制面を評価した者が73.8%から74.1%、道徳面を評価した者が71.4%から72.0%、公益重視を評価した者が65.4%から71.7%、人を惹きつける魅力を評価した者が65.9%から70.5%、国民を見捨てないところを評価した者が67.0%から69.1%、民主主義的なところを評価した者が66.5%から68.9%と何れも評価を向上させる結果になった。
しかし、経済関連以外の火急な解決が望まれる問題に関しては、78.9%の回答者が国民間の対立問題、78.7%の回答者が農地改革問題、75.3%の回答者が社会的格差、複数基準の存在及び差別的対応の解消をあげ、以下、汚職問題、犯罪問題、麻薬問題、天然災害被災者救済等と続き、国民を困窮させている問題に対する政府側の対策遅延に対して国民が依然不満を抱いている事を浮き彫りにする結果になった。
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