各報道によると、憲法記念日の10日にバンコクの民主記念塔前で集会を開催した反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は、赤服軍団と治安当局が衝突した4月10日に死亡した日本人カメラマンの死亡に関係する証拠資料を提出する為に日本大使館前に集結し、強制排除から7ヶ月目となる19日にはラーチャプラソン交差点前に集結する方針である事を確認した。
日本人カメラマンの死亡に関しては、先に法務省特別捜査局が、強制排除の際に死亡した89人の内、ドゥシット動物園前、アヌソン交差点及びパトゥムワナーラーム寺での死亡者と同様に治安当局側が死亡に関与している疑いがあるとして法規程に則り国家警察本部に捜査を移管する手続きを行っていた。
ロイターが入手した法務省特別捜査局のレポートによると、治安当局と赤服軍団が衝突した現場で取材中だった日本人カメラマン(43)の死亡に絡んで、軍の方向から銃撃による閃光が走ると同時にカメラマンが倒れたころが目撃されていたという。
また、同レポートは、パトゥムワナーラーム寺内で高速弾により死亡した6人の内3人が、証拠や目撃証言等から当時任務遂行中だった治安当局側による銃撃により死亡した可能性が高いと指摘しているという。
参考
ロイターの記事
赤服集会期間中に死亡した89人、内4件の死因に当局が関与している疑い - DSI
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