各報道によると、22日2:00頃、22歳の男性が妻の母親(46)を伴いバンコクの首都圏警察本部タリンチャン署を訪れ、前日23:00過ぎに帰宅の為に車で移動中に制服を着た警察官に銃撃され妻(23)が負傷したと訴えた。
男性によると、家族等6人と飲食を終え帰宅の為に車を運転していた際に、路上脇に駐車した車の脇に立っていた2人の制服を着た警察官が高速度で逃走して行く小型トラックに向け2発の銃弾を撃つのが見え、その後2人が別の小型トラックに制止を命じている最中に現場脇をスピードを落として通過しようとした際に、2人の内の1人の警察官が自分の車に向け銃を発砲し、助手席側のドアを貫通した銃弾により、当時8ヶ月の子供を抱いていた妻が負傷したという。
調べによると、男性の車に向け銃を発砲したのは、ステープ前首相私邸の警備を担当している二等巡査で、男性が被害届を提出している最中に署に戻ってきた二等巡査は、男性の車に向け発砲した事を否定した上で、当時暴走族グループとの間で銃の撃ち合いになっていたことから、いずれかから撃たれた流れ弾が当たったのではないかと話しているという。
警察は、二等巡査が所持している拳銃を押収し解析を進め、発砲が確認された場合は殺人未遂での立件を視野に捜査を進める方針である事を明らかにした。
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