各報道によると、プゥア・タイ党所属議員で反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は21日、先に公開された民主党解党裁判に対する民主党による働きかけ疑惑を裏付けるクリップに絡んで、新たに憲法裁判所による6,600万バーツ規模の監視カメラやコンピュータ・システムの発注に絡んだ同裁判所と民主党の癒着疑惑がある事を明らかにした。
ヂャトゥポン氏によると、公開されたクリップには、働きかけを行ったとされる民主党所属議員のウィラット・ロムイェン氏の他に、入札により監視カメラやコンピュータ・システムを憲法裁判所から受注した企業に関係しているウォラウット・ナワポーキン氏の姿があり、また両者を含むクリップに登場する者全てが大物政治家に近い人物だという。
また、民主党最高顧問のチュワン元首相が、クリップを流布した者の告発及び流布に関与したプゥア・タイ党に対する解党要求を視野に資料収集を進めている事を明らかにしている事に関しては、実際にクリップ内で発生している事から目をそらさせようとする行為であると指摘した。
一方、憲法裁判所の一部判事の不正行為を裏付ける3つのクリップの公開時期に関しては、法的責任を問われるおそれがあること、また別の勢力内の者の手にも渡っているおそれがあることから、現時点では公開時期を明確にする事ができない事を明らかにした。
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