各報道によると、憲法裁判所は18日、民主党が同党解党裁判について同裁判所に対して働きかけを行っていた疑惑を裏付けるクリップをプゥア・タイ党が公開したことに絡んで、問題のクリップに登場している同裁判所裁判長付秘書官のパリット・サクダーナロン氏を解任することを判事団の合議により決定した。
また、問題の働きかけ疑惑を解明する為に専門調査委員会を設置した事を明らかにした。
先に、働きかけを行ったとされる民主党所属議員のウィラット・ロムイェン氏は、下院専門委員会絡みの打ち合わせの模様を撮影したものであると説明した上で、隠し撮りは、民主党が働きかけを行っているとの疑惑をでっち上げる目的でPhとプゥア・タイ党が共謀して行ったと指摘し、案に隠し撮りにパリット氏が関与している事を示唆していた。
一方、プゥア・タイ党所属議員で反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は、クリップを隠し撮りした人物を激賛した上で、今回のパリット氏の解任だけでは全ての問題を終わらせる事ができないと指摘した。
ヂャトゥポン氏によると、憲法裁判所内にいる3人を下らない良からぬ考えを持つ判事により、専門委員会による調査でシロ判断が下されるおそれがあるという。
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