各報道によると、クーデター発生4周年及びラーチャプラソン交差点の赤服軍団強制排除から4ヶ月目となる19日に同交差点前に集結していた赤服軍団の事実上のリーダーとなった、毎週日曜日に同交差点周辺に赤リボンを結びつける活動の呼びかけ人であるムバット・ブンガームアノン氏は、蝋燭点火及び1,000個の風船を空に放つ儀式を終えた18:00過ぎに集結の解散を宣言した。
この解散宣言を受け警察は20:00までの期限を設けて集結していた赤服軍団に対して路上の明け渡しを要請した。JS100によると、20:00過ぎ現在、一部の赤服軍団が居残っているもののラーチャプラソンの交差点は通行可能だという。
解散宣言後ソムバット氏は、路上を占拠する程の人数が集結する事は想定外だったとした上で、リーダー不在のままで行われた今回の集結を教訓にして今後の集会活動に生かすべきであると指摘した。
ラーチャプラソン交差点では、19日朝から赤リボンを結びつける活動を展開しているグループに合流する形で赤服軍団が集まり始め、同日15:00過ぎまでに4,000人を超える人数が集結し、同交差点からセントラルプラザ・伊勢丹前の路上を占拠する事態になった。
リーダー不在及び連絡事項が参加者全員に届かないことにより起こりえる不測の事態を懸念したソムバット氏は、警察と協議の上で参加者に路上の占拠をやめパトゥムワナーラーム寺に移動するよう呼びかけたが、参加者の殆どに呼びかけの声が届かず、プラチャータイによると、事実上ソムバット氏のグループと自由参加したグループとの二手に分かれて活動が展開される事態になった。
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