各報道によると、アピシット首相は3日、カンボジアのフンセン首相のここ最近の姿勢の変化に対して、特に不思議な話では無いとした上で、この姿勢の変化により、同首相と顔を合わせる機会を利用した直接協議を行う決心を持つことが出来たことを明らかにした。
この発言に先立ち、カンボジアを訪問した際にフンセン首相と面会したオンアート首相府大臣が、面会の際に同首相が、アピシット首相が長期にわたり首相に留まり、自らの足下を確固たるものにすると共に自らが持つリーダーシップを証明することになると確信していると語るなど、アピシット首相を称賛していたことを明らかにしていた。
また、オンアート首相府大臣は、フンセン首相側から来月初旬のアジア欧州会合に先駆けて今月24日から開かれる国連総会の機会を利用して直接協議を実現させたい意向が伝えられたという。
この呼びかけに対してアピシット首相は、今後複数回あるフンセン首相と顔を合わせる機会を利用して直接協議を行う意向であることを再確認した。
また、防衛省筋は、直接協議が早期に実現される可能性が濃厚になったことを受け、プラウィット防衛大臣が、8日から10日の日程で開催が予定されていたタイ・カンボジア国境一般委員会の会合の延期を指示したことを明らかにした。
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