枢密院評議員スラユット・ヂュラーノン大将(元国軍最高指令長官)は昨日、国家を二分する現在の政治情勢について、双方が大人らしく話し合いで解決の糸口を見いだすことが最善の解決策であるとの認識を示しました。
また、スラユット大将は、国家警察本部報道官のアチラウィット・スパンナペーサット警察中将の
国内の安定を願う、どちらにもつかない国民の意思を表示する為に昼間に車のヘッドライトを点灯して走行しようという呼びかけに対して支持を表明した上で自らもヘッドライトを点灯して走行した事を明らかにしていました。
今回のスラユット大将の発言を受け、タクシン首相は遊説の為に訪問中だったサゲーオ県内で、混乱した政局の出口を模索する為に野党側と協議を行うと発言していましたが、民主主義市民連合等の反タクシン派市民団体に関しては、僅かに好きな人を好き、嫌いな人を嫌いと言うのは民主主義体制下では普通の事であると語るに留めていました。
また、タクシン首相は別の場所では、いつも言っている通り誰とでも話し合う用意はあるが、しかし今は選挙の方が最優先と語っていたりしてました。
因みに、都内の主要交差点でヘッドライト点灯運動のキャンペーンを張っている自称ボランティアの一般市民は、明らかに反タクシン派に対する嫌悪感を国民に植え付ける目的で点灯運動を利用しようとしていました。
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