各報道によると、反独裁民主主義同盟幹部でプゥア・タイ党議員のヂャトゥポン・プロームパン氏は5日、同日強制送還されたプームヂャイ・タイ党本部前爆破事件の共犯容疑が持たれている男女がカンボジア国内で不審な動きをしていた事を明らかにした上で、あらためてこの事件で利益を得るのは政府側であると指摘し、事件の背景に政府側の謀略があることを強調した。
発言の中でヂャトゥポン氏は、カンボジアの政府高官と電話で話をした際に、今回強制送還された男女がカンボジアに入国してから、クーデター政権時代に同盟の幹部だった事もあるアピワン下院副議長から頼まれたと言って同国に逃走中とされるアリスマン・ポンルゥアンローン氏やスポン・アッターウォン氏との面会をカンボジア当局側に要求するという不審な行動をとっていたため、カンボジア当局側が両者とも国内にはいないと男女に言うと共にタイ当局とコンタクトをとり2人の送還に向けた話し合いを進めていたとの情報を得ている事を明らかにした。
先にヂャトゥポン氏は、男女はアリスマン氏等の同盟幹部がカンボジア国内に逃走していないか確認する為に送り込まれた当局側のスパイである可能性があると指摘していた。
また、ヂャトゥポン氏は、あらためてプームヂャイ・タイ党本部前爆破事件に絡んで逮捕された全ての容疑者とは一切の面識が無い事を確認した。
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