民主党経済関連担当幹部のギヤット・シッテクアモン氏は18日、暫定内閣が18日の閣議で暫定首相の実妹でタイ・ラック・タイ党主流派派閥幹部のヤオワパー・ウォンサワット女史の夫のソムチャーイ・ウォンサワット氏を再度法務省次官に据える人事を決定した事に対して、法務省特別捜査局が捜査を進めているCTX調達汚職疑惑を初めとする政府関係者が関与しているとされる一連の汚職疑惑をもみ消すための策動であると非難しました。 ソムチャーイ氏は昨年法務省次官としての法定の任期を終え、今年9月に定年を迎えるヂャールポン・ルゥワンスワン氏と入れ替わりに労働省次官に異動していましたが、異動当初から法務次官の法定任期を一端リセットさせ、ヂャールポン氏の退官と共に再度法務省次官に帰り付かせる為の人事だったと指摘されていました。 尚、今回の人事に関してチットチャイ暫定副首相兼法務大臣は、今回の人事は誰彼からの支持に基づいたものではなく、あくまで適材適所の原則に則って行われたものであると強調していましたが、一方で、先に高級官僚に向かって官僚は政治に対して中立であるべきと訴えていたタクシン暫定首相は、全ては法務大臣と労働大臣に聞いてくれと語るのみでノーコメントを貫き通していました。 因みに、ソムチャーイ君は平気で夫人が率いる派閥の会議に出席していたりしています。ついでに娘さんは、4-5年前にGMMからCherryなる名でCDを出していました。(当時私は、あまりもの素晴らしい歌唱力からタイの能勢慶子と呼んでいました・・笑) 一方、今回の異動を非難したギヤット氏は、スワンナプーム新国際空港に設置されるCTX9000爆発物検知システムの調達汚職疑惑に関与した政府関係者を擁護する事は、暫定首相自身の信用失墜にも繋がり得ると警告した上で、国民に向けて高らかに公約した汚職撲滅政策の精神に則り関与した者に対して厳格に法を執行するべきであると指摘していました。
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