民主党最高顧問のチュワン・リークパイ氏は16日、現在の不安定の政治情勢はタクシン体制から派生した、ルールを無視した恣意的・差別的政策施行にあるとした上で、官僚に対しては政治家に利用されることなく中立を旨に職務に邁進するべきであると訴えました。 発言の中でチュワン氏は、軍は国家・国王の為に働くべきで、政治の世界にかかわるべきではないとするプレーム枢密院評議会議長の発言を引用しながら、全ての官僚・公務員も同様に国家・国王の為に働く立場にあると共に、政府の政策を施行する立場にあるとした上で、タイ・ラック・タイ党を支持した県と支持しなかった県を差別すると公言する様な政権下にある今こそ、官僚・公務員は本分を忘れることなく中立を旨に職務に邁進するべきであると指摘しました。 更にチュワン氏は、タクシン暫定首相が定例政権放送の中で野党・民主主義市民連合・マスコミに対して、対立を止め和解に努めるべきであると呼びかけた事に対しては、まず言った本人が施行してきた政策により恣意的・差別的な対応を受けた者達の考えに耳を傾け、ルールに則り己の態度を正す事が先決であると皮肉っていました。 一方、民主党のアピシット党首は、タクシン暫定首相が、ここ二週間に於ける己のカリスマ発言や意見を異にする層に対する一方的な攻撃発言が更なる政治的混乱を招いてきた事を含めて、如何に己が政治的混乱を招いた元凶であったかを真摯に認めた上で、無条件で交渉に応じるのであれば何時でも和解に応じる用意があると発言していました。
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