枢密院評議会議長のプレーム・ティンスーラーノン大将は14日、バンコク近県のナコン・ナーヨック県内にあるヂュラヂョームグラオ士官学校で行われた特別講演で、出席した士官学校生に向かって軍とは国家・国王陛下の為に働く義務を負い、政府は単に(プレーム大将はピヤン・テーという単語を使用)政策を施行する為に存在しているとした上で、全ての軍関係者は軍人の本分と政府の本分とを明確に認識し、常に政治の世界や政治家と距離を置き国家・王室の為に働くべきであると訴えました。 更にプレーム大将は、軍は国民・国王陛下が所有する厩舎に所属する競争馬で、政府は厩舎の所有者たる国民・国王陛下から雇われて競走馬たる軍の面倒を見るジョッキーをやっているが、良い政府もあれば悪い政府もあることと同様に、競走馬の操縦に長けた者もいれば、長けていない者もいるジョッキーは決して競走馬たる軍の所有者には為り得ず、あくまで国会に報告した内容に基づいて政策を施行する立場にあるに過ぎないと指摘しました。 尚、プレーム大将は特別講演終了後に記者団に対して、講演での一連の発言はあくまで軍人としての本分を理解して欲しいとの気持ちから為されたもので、反政府感情を煽る目的で為されたものではないと説明していました。
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