民主党のオンアート報道官は9日、タクシン暫定首相が一時的に政界から引退する方針を発表した4月にアメリカのブッシュ大統領にタイの民主主義体制が脅かされているとする内容の信書を送っていた事が明らかになっている事に関して、政府側は信書の容及び目的について国民に明確に説明するべきであると指摘しました。 問題となっている信書は、暫定上院議員のグライサック・チュンハワン氏が存在を暴露したもので、グライサック氏側は、信書には、憲法を超越した所に存在するカリスマにより組閣を妨害され、タイの民主主義が脅かされている状況にあるとする内容が記されていたと指摘しているようです。 尚、問題の信書が、国王が憲法7条に基づく暫定首相の任命は民主主義的ではないとして拒絶すると共に三裁判所に対して政治情勢の解決に取り組むべきであると指摘した4月25日以降に送付されたものであるかについては不明なようです。 一方、政府側は、信書は現在のタイ国内於ける政治情勢及びタイの民主主義体制が依然盤石なものであることを伝えるために正式な外交チャンネルを通じて送られた公式文書であると説明、更にタイ・ラック・タイ党のシター報道官は、グライサック氏の発言は意図的に誤解を植え付け、国内の対立を煽るものでしかないと指摘していました。 尚、政府側によると、信書の内容に関してはガンタティー暫定外務大臣の同意が得られ次第公開できるとのこと。
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