カッティヤ・サワディポン少将は16日、現在展開されている歌謡ショーじみた反独裁民主主義同盟3幹部による闘いでは、プレーム枢密院評議会議長との闘いに勝利を収める事ができないと指摘した上で、3幹部は集会参加者を全て帰して民主国民戦線を初めとする新たな戦力による3日間闘争に道を開くべきであると指摘した。
3日間闘争とは、予てからカッティヤ少将が主張していた、初日に国会ビルを包囲し、2日目に国会で1997年憲法の再運用を宣言させ、3日目に新政権を組織しタクシン元首相を帰国させるというもの。
更に、カッティヤ少将は、2回に渡る最終闘争で勝利を収める事ができなかった3幹部は、自ら幹部を退き、クワンチャイ・プライパナー氏やアリスマン・ポンルゥアンローン氏、スポン・アッターノン氏の3人に幹部席を譲り、新たな方針に従った闘争に挑む機会を与えるべきであると指摘した。
カッティヤ少将によると、既にプゥア・タイ党主要党員のパンロップ・ピンマニー大将も自分の考えに賛意を示しているという。
一方、同盟3幹部主導のもとで、集会参加者から献血された血液を首相官邸や民主党本部前でばらまいた事に関しては、タクシン元首相はこの戦略に反対していた事を明らかにした上で、集会参加者に対して、タクシン元首相に代わり血をぶちまけるとする3幹部の発言に騙されないよう訴えた。
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