タクシン元首相は15日行われたビデオ演説の中で、同日行われた第11歩兵部隊近衛師団本部前での抗議活動後に反独裁民主主義同盟内で闘争方針を巡る対立があった事を明らかにした上で、集会参加者に対して負ける事ができない闘いに挑んでいるという事を理解し、忍耐を旨とした平和的な闘争により必ず目標を達成させる事ができると訴えた。
タクシン元首相によると、先の抗議活動の際に、一部の本部内突入を主張していた強硬派グループがメイン会場への引き返し決定に怒りデモ隊から離脱していたという。
また、タクシン元首相は、首相在任中だった2006年に、民主主義市民連合のデモ隊が100万人に膨れあがり衝突が発生するおそれがあるとの助言を受け約1ヶ月間首相職を休んでいた事を明らかにした上で、アピシット首相は、同盟側のデモ隊が100万人に達した今こそ自分を見習って1ヶ月間休職するべきであると指摘し、集会参加者からの拍手喝采を受けた。
更に、タクシン元首相は、万が一当局側による制圧行動があった場合は、地方にの住民は県庁舎、海外の支持者は大使館や領事館前に集結するよう呼びかけると共に、過去に党友だったり連立を組んだ事があるスワット・リプタパンロップ氏やバンハーン・シルパアーチャー氏、ソムサック・テープスティン氏等に対して良く考えて再度我々と政界で共闘する道を選ぶべきであると訴えた。
* 本日の御尊顔
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