カッティヤ・サワディポン少将は6日、ドバイ滞在中のタクシン元首相と面会した際に3日間で絶対王制型官僚主義体制を崩壊させ、4日目に同元首相の帰国を実現させる事が可能な戦略について説明した事を明らかにした。
カッティヤ少将によると、この戦略はチャワリット元首相に相当する人物を総大将に据えて、軍の介入を阻止すると共に自らが率いる強硬派を投入して国会ビルや首相官邸を包囲し、国会で1997年憲法の再運用を宣言させた上でタクシン元首相の帰国を実現させるというもので、チャワリット元首相に関しては1992年の血の5月の時と同様に自らが先頭に立つことに及び腰になるおそれがある為、代わりにパンロップ・ピンマーニー大将を据え、また軍下士官の親族を介入阻止の為の手段として投入する考えだという。
また、カッティヤ少将によると、14日から開催が計画されている大規模集会を主導する反独裁民主主義同盟3幹部がこの計画を受け入れなかった場合は、自ら距離を置いて集会をフォローし、万が一3幹部の計画が失敗に終わった場合は、自らが先頭に立って集会参加者を地元に帰すと共に配下の強硬派を投入して戦略を実行に移す考えだという。
尚、タクシン元首相は平穏を旨とした集会活動の展開を希望しているという。
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