各報道によると、首都圏警察本部ドゥシット署は25日、宝くじを利用した投資詐欺容疑で52歳の女をバンコクのラーマ5世通り沿いのコミュニティー内で逮捕した。
女は、政府宝くじ局の大物と知り合いであると名乗り、格安で宝くじを仕入れ、その売り上げを配当金として分配できると言って騙して金銭を詐取し逃走していたとされ、50人以上が被害にあい、被害総額は3,000万バーツ以上にのぼると見られている。
100万バーツ以上を詐取されたという女性(42)によると、女の話に乗って最初に試しに5万バーツを投資したところ、僅か12日の間に5,000バーツの配当を受け取る事が出来た事を受け、追加で10万バーツを投資したところ、僅か1日で1万バーツの配当を受け取る事が出来たことに味をしめ、更に90万バーツを投資したところ、配当が支払われないだけでなく、話を持ってきた女そのものが姿を消し連絡が取れなくなっていたという。
女は取り調べに対して容疑を認めた上で、宝くじは一般の宝くじ販売人から購入していた。被害者から集まった現金の一部を配当金として別の被害者に支払い相手を信用させ、追加で投資をさせ現金を詐取するという手口で犯行を重ねていたが、詐取した現金の殆どを配当金として回転させていた為手元には殆ど残っていないと供述しているという。
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