プゥア・タイ党主要党員のパンロップ・ピンマーニー大将は5日、赤服軍団内での役割を終わらせて貰うと語り、赤服軍団からの決別を宣言した上で、2月中に発生する過激な事態と自分とは一切無関係である事を留意しておいて欲しいと訴えた。
赤服軍団から決別する理由としてパンロップ大将は、反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏が、民主主義の為の国民軍の設立構想に絡んで自分は赤服軍団とは無関係(実際にはヂャトゥポン氏はパンロップ大将は単なる赤服軍団有志でしかないと発言)であると発言した事をあげた。
また、民主主義の為の国民軍設立発言に関しては、非武装・平穏な活動を旨とした目的を一つにする全ての階層に参加機会を与える赤服軍団よりも遙かに優れたグループの設立を構想し、タクシン元首相自身もドバイで面会した際にチャワリット元首相を最高司令官とする国民軍の設立構想(報道によりチャワリット元首相を赤服軍団の指導者に据える構想)に支持を表明していた事を明らかにした。
一方、パンロップ大将と共にドバイでタクシン元首相と面会したカッティヤ・サワディポン少将は、国民軍構想はタクシン元首相自身の構想である事を確認した上で、ヂャトゥポン氏は赤服軍団に人が集うのはタクシン元首相の存在あってのことであるという事を理解し、目上のパンロップ大将に謝罪するべきであると指摘した。
また、カッティヤ少将は、パンロップ大将から赤服軍団内での活動を中止し、活動の場を地下に移すべきであるとの提案を受けていた事を明らかにした上で、今後は地下でタクシン元首相の方針に則った活動を展開していく考えである事を明らかにした。
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