パニターン政府報道官代行は23日、反独裁民主主義同盟が"ゲーム"の進行を急いでいる背景に来年1月にタクシン元首相の資産国庫没収に関する最終判断が下される事があると指摘した上で、28日から計画されている同盟のマラソン集会では、来年から始まる高利貸しからの負債者救済策を初めとする成果が目に見える政策の施行を阻止したいとの思惑も手伝って年末年始期間までの政府崩壊を目指した活動が展開される事になるとの認識を示した。
パニターン氏によると、プゥア・タイ党議長のチャワリット元首相の隣国訪問の背景に、政府崩壊の為の側面支援を隣国に要請したいとの思惑があるという。
一方、カンボジアの国内新聞が、同国政府側がヂャクラポップ・ペーンケー氏やヨンユット・ティヤパイラット氏といった国外逃亡中の赤服軍団幹部の為の家を建設中であるとのAsia Timesの報道を論評抜きで掲載していた事が確認されている。
事実上政府のコントロール下にあるカンボジアのメディアが自国政府が発表していない事柄を論評抜きで掲載する事は極めて異例な事とされ、これを受けマラソン集会を計画している同盟幹部が国外逃亡覚悟の気概を持って集会に臨むのではないかとの見方もされている。
* 「ヂャクラポップ・ペーンケー氏やヨンユット・ティヤパイラット氏といった国外逃亡中の赤服軍団幹部」の部分は原文のままです。
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