タクシン元首相は10日夜、滞在先のカンボジアの首都プノンペンから配信されたネットラジオ番組の中で、カンボジア政府の経済政策顧問の就任要請を受諾したのは同国の貧困撲滅に協力する為で、何ら"秘密"をカンボジアに売り渡す考えは無いとした上で、この顧問就任に対してとやかく言っている者達は馬鹿であると指摘した。
タクシン元首相によると、プレーム政権時代に顧問、チャーッチャーイ政権及びアーナン政権時代に財務大臣、チャワリット政権時代に副首相、タクシン政権時代に経済政策担当顧問、サマック政権時代に経済政策担当顧問団長を歴任してきたウィーラポン・ラーマーングーン氏がラオスの顧問、チュワン政権時代に商務大臣、副首相等を歴任したスパチャイ・パーニッチャパック氏が世界貿易機構の事務局長、チュワン政権時代に外務大臣だったスリン・ピッスワン氏が東南アジア諸国連合の事務局長に就いているにもかかわらず、カンボジアの顧問に就任した自分だけがとやかく言われているとのが理解できないのだという。
また、タクシン元首相は英語ではアピシット首相に勝つ事が出来なくても、国民に対する心だけは絶対に負ける事は無いと語り、カンボジアの顧問に就任しても心は常に国民に向いている事を強調した。
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