新希望党党首のチンチャイ・モンコンタム氏は11日、先にプゥア・タイ党に合流した新希望党の創始者でもあるチャワリット元首相は、国内問題解決に向けた取り組みを通して自らがタクシン元首相の代理人では無い事を国民に証明して見せるべきであると指摘した。
チンチャイ氏は、新希望党とタイ・ラック・タイ党の合併が決定された際にタイ・ラック・タイ党への合流を嫌い自ら新希望党を再立ち上げし、ただ一人の党所属議員として活躍していた反タクシン派の人物として知られ、またタクシン政権打倒を標榜していた時代の民主主義市民連合に合流していた他、2007年12月23日の総選挙の際には、国内からタクシン体制が完全に消滅しない限り何年かかろうとも総選挙を実施するべきでは無いと主張していた事でも知られている。
また、パラン・プラチャーチョン党等に対する解党判決を受け行われた補欠選挙の際には、チャワリット元首相がチンチャイ氏の選挙運動を応援していた事でも知られている。
チンチャイ氏は、今回のチャワリット元首相のプゥア・タイ党合流に関して、国内和解を推進させたいとの純粋な気持ちから合流したものと信じているとした上で、議会外での赤服や黄服の活動が存在しない一致団結体制の早期実現の為に同元首相自らが党首に就任し指導力を発揮し誰の代理人でも無い事を証明して見せるべきであると指摘した。
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