民主党報道官のオンアート報道官は18日、南部で発生した広域連続爆破事件に対して、暫定職ながらも一国の指導者であるタクシン暫定首相のみならず、安全保障事項の総責任者であるチットチャイ副首相までが自らの責任を認めず、地域に展開している当局者に責任を転嫁する発言を繰り返している事に関して、責任を転嫁する様な発言を即刻止め政府の南部対策の誤りを認めるべきであると指摘しました。 発言の中でオンアート氏は、政府はまずタクシン体制に則った誤った政策が南部情勢を深刻化させた事を認めた上で、政府が南部対策の為に結成した独立機関である国家和解委員会の提案に基づき同委員会と共同歩調で住民の生命の安全保障及び理解の共有作業に注力するべきであると指摘しました。 一方、オンアート氏は現在の政治情勢は起爆を待っている爆弾の様なものであると指摘した上で、タクシン暫定首相が選挙委員会や暫定上院議長への干渉を止めさえすれば爆弾の信管を外し爆発を食い止めることが出来ると皮肉っていました。
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