7日23:30過ぎまでに確認できた各報道によると、同日19:00頃バンコクのパトゥムワン区内のヂャルゥンポン交差点付近で、走行中の113番路線バスに乗車中だったラーチャモンコン工科大学ウテーントゥワーイ校に通う学生に向けた銃撃により、銃弾で負傷を負った1人を含む5人が負傷を負った。
狙われたウテーントゥワーイ校の学生は何れもマーブンクローンセンター前のバス停から乗車していた。
バスの運転手によると、国立競技場前のバス停に停車中に何者かがバスに向け銃弾らしきものを撃ち込んできた為、大急ぎで発進させたところ再度数発の銃弾がウテーントゥワーイ校と対立関係にあるパトゥムワン工科大学の塀際付近からバスに向けて撃ち込まれてきたという。
当時バスの車内は満員状態で、運転手の席から銃弾と思われるものが撃ち込まれた箇所を目視で確認する事が出来ない状態にあったという。
また、バスの車掌によると、国立競技場前に停車した際に、そこで待ち伏せいしていたと思われるパトゥムワン工科大学の学生グループが石等をバスの乗降口に向け投げつけてきたという。
その後、パトゥムワン工科大学の100人以上(警察の発言に基づくが運転手は約30人と証言)の学生がバスを取り囲む事態になったが、警察側が約30分間に渡り説得し学生グループを解散させると共にバスの車内に残っていたウテーントゥワーイ校の学生8人を別のバス(運転手の証言に基づくが警察側は事件が発生したバスとしている)に乗せ首都圏警察本部パトゥムワン署に護送保護した。
INNの報道によると、この事件に絡んで警察はパトゥムターニー工科大学の学生10人の身柄を確保し事情聴取の為にパトゥムワン署に連行しており、また、同署に護送された8人のウテーントゥワーイ校の学生に対しても4つの刃物の所持が確認された事を受け身柄を確保し事情聴取が行われているという。
タイの地元新聞を読む