15日朝、南部国境三県のほぼ全域で広域連続爆破事件が発生した事を受け、県境を接するソンクラー県の警察当局は同日、ハート・ヤイ郡、ヂャナ郡、テーパー郡サバーヨーイ郡及びナータウィー郡の5郡を中心に県内全域で、鉄道駅や当局関連施、バスターミナル、ホテル、ショッピングセンター等を中心に警戒態勢を強化するよう指示した事を明らかにしました。 一方、同日午後、ハート・ヤイ郡中心部でにある銀行の駐車場で、銀行に用事があった妻の戻りを待っていたパッターニー県パナーレ郡内在住の35歳のイスラム系男性の車に向け、少なくとも2人以上の男が銃を乱射し、男性が死亡するという事件が発生しています。 幸い、車内に一緒にいた2歳の男児は無事だったようです。 警察側は、死亡した男性が5月23日に麻薬関連の容疑で逮捕され保釈中の身だったこと、また当局側が非常事態令に基づく任務遂行用に作成したブラックリストに、国境周辺の麻薬密売ギャングの一味として名前が掲載されていたことから、麻薬密売組織内の対立が事件の背景にあるとの見方を示しているようです。
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