11日2:00頃、国家汚職防止取締委員会委員のウィチャー・マハークン氏の旧宅に向け手榴弾と見られる爆発物が投げ込まれ、住宅の一部が損壊したが幸い人的な被害は無かった。
爆発物が投げ込まれた旧宅は既に今年7月に隣人に売却済みで、ウィチャー氏一家は居住していなかった。
警察側が、事件の背景に昨年10月7日の民主主義市民連合のデモ隊に対する強制排除に絡んで同委員会側がソムチャーイ首相やパチャラワート国家警察本部長等4人に対して職務遂行義務違反で刑事責任があると判断した事があると見て捜査を開始した。
同委員会の消息筋によると、先の決定以来各委員に対して情勢扇動目的犯行のターゲットになるそれがあるとの警告が発せられていたという。
また、ネーション系のタイ語速報及びデイリーニュース紙(オンライン)は、11日午前に同じく同委員会委員のウィチャイ・ウィウィットセーリー氏のバンコクのインタマラ地区にある自宅に向け爆発物が投げ込まれたが物的・人的被害は無かった(デイリーニュース紙)と報じているが、同日11:30過ぎ現在詳細に関しては報じられていない。
反タクシン派と見られる重要人物や関連施設を狙った爆破事件が反独裁民主主義同盟の集会直前に頻発しており、これまでに最高行政裁判所長官宅や元法務次官宅、憲法裁判所ビル等に向けた爆発事件が発生していた。
参考報道映像
http://bit.ly/6ehBj
タイの地元新聞を読む