タクシン元首相は26日、ウドンターニー県の赤服軍団系ラジオ局に電話出演し、30日にバンコクのラーマ5世像前で予定されている反独裁民主主義同盟の集会開催に反対の意を表明した。
既に同様の意向を同盟の事実上のリーダーのウィーラ・ムシッカポン氏にも伝達済みだという。
理由としてタクシン元首相は、集会に参加する住民が危険に晒される恐れがあること、また先に行われた恩赦誓願の為の署名運動の際に示された国民からの支持に満足しており、現時点では新たな行動の必要性が認められないことをあげた。
この意向を受けウドンターニー県の赤服軍団を率いているクワンチャイ・プライパナー氏は、不穏な思惑が隠された国内治安法適用の犠牲になるおそれがあるとして、30日の集会への合流を中止し県内で集会活動を展開する方針に切り替えた事を明らかにした。
尚、同盟幹部のウィーラ氏は26日午後、予定通り30日13:00からバンコクのラーマ5世像前で集会を行い、夕方から首相官邸に向けたデモ行進を開始する方針である事を再確認している。
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