アサウィン国家警察本部長補(前首都圏警察本部長)は20日、民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏暗殺未遂事件関連の捜査資料を外部に漏らしていたスパイであるとの疑惑を否定した。
先に暗殺未遂事件の捜査班の指揮を執っているターニー国家警察副本部長が、捜査班内に捜査資料を外部に漏らしていたスパイがいたことが捜査の進展を遅らせる要因の一つになっていた事を明らかにしていたが、アサウィン本部長補佐によると、自身はターニー副本部長が副本部長としての職務を遂行できない場合にその職務を代行する立場で同副本部長の職務権限の範囲内で暗殺未遂事件の捜査に関与する事はあるが、同副本部長が指揮する暗殺未遂事件の捜査班には所属しておらず、また同捜査班の捜査関係の情報の殆どを内部ではなくマスコミの報道から得ている立場でしかないのだという。
また、アサウィン本部長補佐は自身が管掌している班の捜査結果が暗殺未遂事件に関与した容疑者2人に対する逮捕状発行に多少の貢献をした事を認めた上で、ウドンターニー県内に潜伏中であるとも伝えられている2人に関しては、これまでの捜査により依然南部に潜伏中である可能性が高いとの見方を示したが、それ以上の詳細に関しては直接捜査班側に質問をして欲しいと語った。
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