選挙委員会事務局長のパリンヤー・ナークチャトリー氏は5日、既に一つ以上の政党を選挙違反で解党に追い込む証拠を集めつつある状況にある事を明らかにした上で、現在選挙委員会委員に対して辞職圧力を強めている者は、選挙委員会委員によって解党処分が下される事を畏れているだけで、彼らに耳を貸す必要はないと断じました。 この発言は、5日朝ch5で放送されたチャオ・ワンニー・ティー・ムァン・タイの番組の中で行われたインタビューで、選挙委員会委員に対する辞職圧力が強まっている事に関して質問された際に語られたもので、パリンヤー事務局長は、現在辞職圧力を強めている者は、己の政党が解党処分を受けることを恐れているに過ぎないと語り、暗に民主党を批判したとも取れる発言をした上で、証拠を集め非民主主義的な選挙違反行為に関与した政党に対して解党処分を下すためにも現在の職務を辞めるわけにはいかない。国民は今暫く辛抱して選挙委員会の成果が明確になるまで待っていて欲しいと語っていました。 尚、同委員会委員長のワーサーナー・プゥムラープ警察大将は5日午後、大政党による小政党の買収疑惑に関する調査が2日以内に完了する見通しであることを明らかにしていました。 一方、同委員会副事務局長のルンリット・モカラポン氏は5日、大政党による小政党の買収疑惑を調査する為の専門委員会の報告書を外部に漏洩した者を特定し、何れ当該人に対して適切な処分が下される見通しになった事を明らかにしていました。 問題となった報告書は、タイ・ラック・タイ党のタンマラック副党首(暫定防衛大臣)等が小政党の買収に関与していたとした上で、タイ・ラック・タイ党及び同党首(タクシン・チンナワット警察中佐)の責任も免れないと結論づけていたもの。
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