民主党選挙対策委員会は5日、突然出現したタクシン・ファンクラブなるいかがわしサイトに関する調査を情報通信技術省に要請しました。 民主党によると、サイト上には裁判所の姿勢や反政府勢力を批判する文面が記され、あたかもタクシン体制を水面下で伝播させる目的で作られたと言っても過言では無いような代物で、一生懸命反政府的言動を繰り返すコミュニティーラジオ局に対する弾圧を強める一方で、政府を賞賛するコミュニティーラジオ局に対しては寛大な政府の姿勢が如実に反映していると指摘できるものだったようです。 このサイトに関してタイ・ラック・タイ党側は、一切党や政府は関与していないと説明しているようです。 因みに、既にサイトに対する通信遮断措置が講じられたのかタイ時間5日22時過ぎ現在、この
サイトにアクセスすると、"Server not found"とブラウザーに怒られてしまいます(Firefoxの場合)。ここでCyber Policeの警告文が表示されるサイトにリダイレクトされると、なかなかシャレが効いていて良かったんですけどね。 とりあえず、Googleのキャッシュでサイトの断片を
参照することができます。 --------------------- 本日付のネーション紙によるとタクシン・ファンクラブサイトは、裁判所に対する法的限度を超えた中傷で現在閉鎖措置が講じられているタクシン支持派系の
www.taksinfanclub.com(上記で紹介済み)というサイトと、アクセスするといきなりアイ・ナー・リヤム(四角い顔の奴)という曲がかかる反タクシン派系の
www.thaksinfanclub.comの二つのサイトが存在しており、読者の煽動を意図した文言がちりばめられた両サイトを読むと、如何に一人のリーダーを巡ってタイ人が分裂していったかを理解することができる内容になっているようです。 (タイ時間 9:00 追記)
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