ネーション系の各タイ語報道によると、24日ナコンラーチャシーマー県県都内チャイモンコン地区在住のタイ人の母親と日本人の父親との間に生まれたマサミ・ハヤシ君(8)、ユキ・ハヤシさん(6)及びミドリ・ハヤシさん(4)の三兄妹がマスコミに対して父親を捜して欲しいと訴えた。
三兄妹の生活費や学費等の支援を行っている地元行政機構評議会議長によると、三兄妹と父母は2008年初め頃に当地で生活を始め、約3ヶ月後に父親が仕事の為に日本に帰国し毎月2-3万バーツを家族宛に送金していたが、2008年11月に母親が肝臓の病気で死亡した後は、父親は三兄妹を母方の祖母(65)に預けたまま音信を絶っていたという。
また、長男のマサミ君は喘息やアレルギー症等の持病を持っているが、祖母の収入だけでは医療費がまかなえない状況にあり、また議長が 日本大使館に対して父親の所在確認を要請したが、該当する名前が記録に無いとして所在を確認する事ができなかったという。
議長によると、これまでの調べで千葉県内にあるアサヒ・チュウオウ病院を出生地とする三兄妹の出生届が在東京タイ大使館に提出されている事が確認されているという。
一方、三兄妹の面倒を一人で見ている祖母は、窮状を見かねた地元行政機構や近隣住民から支援を受け何とか三兄妹にまっとうな教育を受けさせる事ができているが、なによりも必要なのは父親としての愛情であるとして、マスコミに対して父親の所在確認に繋がる情報提供を呼びかけて欲しいと訴えた。
また、マサミ君は母親が死亡して以降音信不通になった父親が恋しい。一度も父親が我々兄妹を捨てたと思ったことは無く、近くの上空を飛行機が取る度に妹2人に父親が我々を引き取りに来たと語りかけていたと語った。
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