タクシン元首相は15日、元法律顧問のノパドン元外務大臣経由で各メディアにメールで配信された声明文の中で、4月12日から13日にかけて行われた外国メディアとのインタビュー内での発言は不敬罪に該当しないと主張した。
この声明は、先に公安警察局が当該インタビュー内の発言が不敬罪に該当すると判断し訴追の為の資料を中央捜査局に提出する方針を決定した事を受けたもので、タクシン元首相がインタビューの中で現在の政治情勢を解決できるのは国王だけであると発言した事が不敬罪に該当すると判断されたものと見られている。
声明の中でタクシン元首相は、タイ人として国王夫妻に対する敬愛の念を持っている自分に対して、事実に反した不敬罪容疑を着せられた事は極めて残念な事であるとすると共に、政敵に対して言われ無き罪をかぶせるという、和解無くして成立し得ない一致団結体制創成の取り組みに反した行動が継続して行われていると非難した上で、濡れ衣を晴らすために徹底的に戦っていく考えであることを明らかにした。
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