反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は10日、同盟のデモ隊が内務省の敷地内で首相一行の車列を襲撃した際に、アピシット首相はあらかじめ用意してあった別の車に乗り換えて現場から脱出していたと指摘した。
本件に関しては、先に民主党側がアピシット首相やステープ副首相は実際に襲撃を受けた車両の中にいたと指摘した上で、同盟側の主張は集会参加者を動員する目的だなされたでっち上げであると指摘し、また、アピシット首相は事実をねじ曲げてまで乗っていなかったと何故主張しているのか理解できないと発言していた。
ヂャトゥポン氏は、首相側は同じナンバーをつけた2台の車両を事前に用意し、デモ隊が襲撃を仕掛けた際に僅か一分の間にターゲットとなった車両から別の車両に乗り換えて現場から脱出していたと指摘した上で、政府側に対して、今後も"事実をねじ曲げ"続けることは同盟の首相官邸前での集会の実施を早めるだけのものであるということを心得ておくべきであると指摘した。
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