4日朝、バンコクのシーロム通りで、マスコミ関係者やプラポックラオ研究所関係者、政府機関関係者、民間団体関係者等が参加した国家に対する危害行為及び暴力に反対するキャンペーンが展開された。
このキャンペーンは、マスコミ関係者団体の提唱で行われたもので、一行はルンピニー公園前で政治対立の当事者に対して、力や暴力的言動による解決を目指さず、法及び第三者の権利を尊重するよう呼びかける内容を中心においた9項目で構成された国家危害行為・暴力反対宣言を読み上げた後にシーローム通りを行進した。
陸軍本部前では、陸軍関係者約2,000人が集まり宣言の読み上げが行われた。
また、政府からはサーティット首相府大臣がキャンペーンに合流した他、政府と対立する反独裁民主主義同盟幹部で、ウィーラ・ムシッカポン氏等DTV系3幹部と共に「今日の真相」に度々出演していた事でも知られるゴーゲーオ・ピグントーン氏の姿も見られた。
当日はキャンペーン・カラーである白い服を着用して参加したゴーゲーオ氏はキャンペーン終了後に各メディアの取材に対して、早期の正常化を望む者としての使命感から個人の資格でキャンペーンに参加した。情勢に煽られ流血の事態を招くことになったが、キャンペーンの主旨は同盟の活動方針とも合致していると語った上で、宣言の実現は、政府、軍及びその背後で糸を引いている者の取り組み姿勢次第であると語った。
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