1974年10月14日動乱当時の学生リーダーで現タンマサート大学人文科学部教授のティーラユット・ブンミー氏は昨日、タクシン首相の政治生命は、次第に全階層に広がりつつある反タクシンの機運に晒され風前の灯火状態にあるとの認識を示しました。
タクシン首相の天敵として知られるティーラユット氏は、タクシン首相一族の株式売却に端を発したタクシン擁護派と反タクシン派が国内を二分している状況は民主主義的には正しい状況であるとの認識をしめした上で、タクシン首相は、反タクシン感情に押され次第に明確な姿に変えつつある伝統力、民主主義力及びビジネス力の三つの力により、たとえ総選挙に勝利しようとも長続きせず自ずと自滅する運命にあるとの認識を示しました。
更に、ティーラユット氏は、タクシン首相の続投は、過去の政策の失敗を引きずる事に繋がり、結果としてあらゆる方面に損害をもたらすことに繋がるとした上で、現在の政治状況を解決する最善の策は、タクシン首相自らが辞職するか若しくは政治の世界から一時的に遠ざかることのみであると指摘しました。
一方、民主主義市民連合に関しては、主要な活動組織が集合した理想的な組織になりつつあるとした上で、決して急進的になることなく平和的手段を旨に地道にタクシン首相の指導者としての欠格性を訴えていく事が勝利に繋がるとの認識を示しました。
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